ダビンチの模写に1億3000万円
競売大手サザビーズは28日、イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチの真作かどうかで長年論争が繰り広げられ、最終的に精巧な模写と鑑定された女性の肖像画が、ニューヨークのオークションで153万8500ドル(約1億3800万円)で落札されたことを明らかにした。
模写にもかかわらず、予想落札価格の30万~50万ドルを大きく上回り、美術品市場でのダビンチ人気を裏付ける結果となった。
絵はパリのルーブル美術館所蔵のダビンチ作「婦人の肖像」と同じ図柄で、ダビンチが2枚描いたうちの1枚とする鑑定もあった。しかしサザビーズは最新の科学分析などから模写と判断した。
肖像画は1920年、米軍人と結婚したフランス人女性が祖母から寄贈されたもので、米国の著名な鑑定家が「贋作」と主張したため法廷に持ち込まれたが、決着がつかなかった。(共同)
【関連ニュース】
* ロンブー淳 600億円絵画にビックリ…「お台場合衆国」PR 写真付き
powered by Fresheye
(2010年1月29日10時00分 スポーツ報知)
0 件のコメント:
コメントを投稿