2006年01月02日
バイオマス列車
NEDO海外レポートは世界初のバイオガス列車運行について伝えている。この列車運行はスウェーデンで行われディーゼル車両を改良、世界初のバイオガス列車が運行された。
当初はスウェーデン中部のリンシェーピング市からヴェステルヴィーク市までの全長約一二〇㌔㍍のローカル線を約一時間4四十五分かけて走るが、今後ガス・ステーションの拡大などのインフラ整備が進めば、カルマル市など南部スウェーデンにも延長される見込みという。最高時速は一三〇㌔㍍時だが実走行は一一〇㌔㍍。
環境への悪影響を軽減する度合いは著しく、バイオガス製造会社によるとバイオガスのメリットは三つあるとしている。「環境に優しいこと」、「エネルギー供給が確保されること」、「地域に雇用を創出すること」の三つ。この会社のバイオガス生産プラントはフル稼働しており、隣接する市のプラントでも生産が開始され、別の市でも共同プロジェクトが進行中である。
この会社のバイオガスは農業廃棄物(穀物殻等)と有機廃棄物(畜産廃棄物等)を原料としたもので、周辺地域のバイオガス・バスとバイオガス・タクシーのガス需要を満たしている。同社によれば今後インフラの急激な拡大が予想されるとしており、外国からも注目されている。
投稿者 yos : 11:04 | コメント (2)
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