2010年1月31日日曜日

「四条河原町阪急」が今秋閉店へ


「四条河原町阪急」が今秋閉店へ
今秋の閉店が決まった四条河原町阪急(共同通信社ヘリから)

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは28日、傘下の阪急阪神百貨店が展開する「四条河原町阪急」(京都市下京区、社員数40人)の営業を、今秋をめどに終了すると発表した。

 阪急阪神百貨店の新田信昭社長は、理由を「若者人口の減少や衣料品離れが進んだ。周辺にはファッションビルも進出し、店舗を取り巻く競合環境が変化した。売り場面積の狭さが最大のネックだった」と説明した。

 百貨店業界は売り上げの低迷が続き、西武有楽町店(東京都千代田区)が今年末で閉店するなど、店舗閉鎖の発表が相次いでいる。消費低迷とともに、激しい販売競争も背景にある。

 四条河原町阪急は1976年10月に開業。若者向けのファッション用品を中心にそろえ、順調に売り上げを伸ばした。だが、92年3月期の171億円をピークに、バブル経済の崩壊やDCブランドのブームの後退で売り上げが急低下。10年3月期決算では、売り上げが50億円を下回る見込みとなった。

 店舗撤退後の利用について、同社は不明だとしている。

(2010年1月28日19時08分 スポーツ報知)

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