2007年7月23日月曜日

デジタル未来年表 http://www.biztop.jp/open/2007mirai/

国家戦略の変化
「日本は貿易国家である」と教えられた時代がありました。しかし今や日本は「投資国家」と呼ぶほうが適切です。国全体としては2005年から所得収支(金利や配当、売却益など)が貿易収支を上回るようになりました。好む/好まないは別として、国際社会の中で日本は投資家として役割を果たさざるを得ない立場になっています。「投資」が国家戦略の重要な柱となる中で、「額に汗して働くことが美徳」とされてきた価値観は少しずつ変わり、「新貴族」とも呼ぶべき富裕層が出現するでしょう。欧州では目の肥えた貴族層が、文化や芸術の発展を支えるパトロネージュの役割を果たしてきました。「新貴族」は消費動向のみならず、文化や価値観にも大きな影響をもたらすと考えられます。

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