2008年10月5日日曜日

特集記事「チョコレートと児童労働」


【人身売買され、カカオ豆農場で働かされる子どもたち】
2001年4月13日に西アフリカのギニア湾で、10~14歳の139人の子どもを乗せた船が消息を断った事件が報道されました。この船に乗っていたのは、近隣の国から連れて来られた子どもたちで、ベニンからガボンに入り、そこからコートジボワールなどのカカオ豆農場で働くために売り渡されるところだったといいます。報道によると、この船は目的地であるガボンの港で上陸を拒否されたためベニンに引き返したのですが、その時船には23人の子どもしか乗っていなかったそうです。処分に困った船長が子どもを投げ捨てたと疑われていましたが、真相はわかっていません。このようにして、労働者として人身売買される子ども、そしてカカオの栽培に児童労働が使われていることが世界中に知れ渡りました。

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