2008年10月7日火曜日

、「モーダルシフト(輸送手段の転換)」


特 集┠─────────────────────────Special ──┐
┗┯━━┛<物流のCO2削減は可能か?!> |
|    PART4:SCMの観点でCO2削減を考える |
|   [ティエヌティエクスプレス]船よりも飛行機が“エコ"?! |
|   http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/special/080925_butsuryu04/|
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●物流業界での二酸化炭素(CO2)削減策の1つに、「モーダルシフト(輸送手段の
転換)」がある。クルマから鉄道へ、航空機から船舶へというように、輸送トンキ
ロ(輸送重量×輸送距離)当たりのCO2排出量が少ないものへシフトしていく。CO2
排出量の少ない手段に置き換えていけば、当然、輸送時の総排出量は減ると考えら
れるからだ。

●しかし、現実の物流はもっと複雑なもの。特に海を越えて世界に広がる国際物流
では、ある荷物が「A地点からB地点まで」移動するのに付随して、様々なものが動
く。船への積み下ろしにかかる作業もあれば、その前後には結局トラックでの輸送
も発生する。

●さらに問題を複雑にするのは“日数”だ。例えば日本から欧州へは船舶輸送で
1カ月間。港湾から店舗までに、また1カ月間。製品が消費者の手元に届くまでには
2カ月間が経過している。製品のライフサイクルが短い現代では、この差は売り上
げに直結する。結果的に余剰在庫が増加し、売れ残れば製品は最終的に廃却される。

●こうした売れ残り商品を廃棄するムダ、在庫していたムダ、運んだムダ、作った
ムダ、材料のムダ。すべてのムダが、ムダなC02を発生させている……こう考えて
いくと、単に「A地点からB地点まで」のCO2排出量だけを見ていては、抜本的なCO2
削減対策は生まれないことに気付く。モーダルシフトによって本当にCO2を削減し
ようと考えるなら、輸送の“部分最適”ではなく、「原材料調達から廃棄まで」と
いうトータルでの“全体最適”を考えることが必要なのだ。つまり、輸送における
サプライチェーン・マネジメント(SCM)である。

●世界四大インテグレーターの1つ、ティエヌティエクスプレスが提供する国際物
流システム「IDE(Integrated Direct Express)」は、航空輸送でリードタイム
(発注から納品までに掛かる時間)を圧縮。中間在庫を不要にすることで大幅なコ
スト削減を可能にする仕組みだ。顧客の物流システム全体をSCMの観点で見直し、
全体最適化を図っている。徹底したムダの排除は、結果的にはCO2削減にもつなが
るだろう。航空輸送がメインでありながらトータルコストでは船舶輸送を下回ると
いう、その秘密を紹介しよう。


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