2008年9月30日火曜日

(1)拡がるバイオマス・プラスチックの利用


ブラジルでココナツ繊維やジュート、クロワなど繊維強化プラスチック(FRP)利用を実用化し、世界の先鞭をつけたダイムラー・クライスラー社は、フィリピンでも植物繊維を自動車部品に利用するプロジェクトを開始した。ココナツのモノカルチャー(単一栽培)が行われていたレイテ島で、マンゴー、ジャックフルーツ、ドリアンなど様々な作物を一緒に栽培するアグロフォレストリーに転換。ここでバナナの近縁のアバカを栽培し、農民が繊維を取り出し、その後自動車部品に加工する。同社はブラジルの他、ドイツ、南アフリカでも同様のプロジェクトを軌道に乗せている*1。

トヨタ自動車ラウムに使用されるケナフ繊維を使った部品

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